SUSHIBOYが大好き
「LOUD」のMV最高です。Beastie Boysみたいに笑いとマジメの両方ある感じがSUSHIBOYSの強みだと思います。
あとサマーソングを作るのが上手い所も好きです。
2022年7月
『roman candles|憧憬蝋燭』が最高
なんか地味なアルバムだなー、フォークな感じに行きたかったのかなー、曲も地味だし売れないだろーなー、なんて思ってました。ごめんなさい。これ最高のアルバムです。
耳に痛くないくぐもった音色と、精密なアレンジ。ポップなのに上品なメロディ。素晴らしい歌詞と歌唱。北米のインディロックのような現代性を備えたその美しさには、息をのむばかりです。
ただ慎ましやかで上品な、悪く言えばまわりくどいこの音楽が、「分かりやすさ」という暴力が吹き溢れるこの国で、居場所を得ることができるんでしょうか。だって「wake up call」のどよーんとしたギターの心地よさは、TikTokじゃ絶対に伝わらないわけです。
最近もシャムキャッツという偉大なバンドが解散したばかりなので、ボクは勝手に心配してしまいます。
がんばれ、Laura day romance。
2022年7月
ファックユーと叫ぼう
GAYLE「abcdefu」めっちゃいいですね。小難しいことはムシして「とにかくFuck!と叫びたい」という感情の爆発。たまりません。
ポップソングって「Fuck!」と叫んだモノ勝ちなんですよね。世界は余裕で狂ってますから。
というわけで今回は、ボクが好きな「Fuck You」ソングを勝手に紹介します。
まずはリリー・アレンの「Fuck You」。かわいい曲調の中で差別主義者を刺しまくる名曲です。重厚なテーマなのにユーモアを使ってポップに歌いこなすところが、イギリス人らしくて好きです。
Cee Lo Green の「Fuck You」は、とにかく笑って泣けて踊れます。ネガティブな状況を描きながらも眩いばかりのエネルギーが炸裂するソウルミュージック。「音楽の最高の瞬間ここにあり」って感じです。
日本だとサニーデイ・サービスの「FUCK YOU音頭」や星野源の「Same Thing」もいいですね。「Same Thing」のオロノ、マジかっこよくて惚れそうでした。
ロシアだウクライナだ言ってる今だからこそ、ボク達も叫びましょう。Fuck!
2022年3月
カネコアヤノ
ボクが2021年に1番聴いたのはカネコアヤノでした。「ヒップホップもいいけどロックもいいよね」なんて気分にさせてくれたのが彼女やラッキーオールドサン、Helsinki Lambda Clubやシャンモニカでした。ヒップホップにはないグッドメロディ、心にスッと入ってくる言葉、ぼやけた音像、そんなものに心が躍る1年でした。
その中でも群を抜いて好きなのが、カネコアヤノです。
触れたら壊れてしまいそうな繊細さと、そんなの爆音ギター一発でぶっ飛ばせることを知っているタフさ。この両方を持っているのが彼女の強みだと思います。
ボクが1番好きな歌詞はこれです。
栄えた街の 夢よりも争うことから
いつまでも 守り合おうね 私たちは
(栄えた街の)
こんなの泣くじゃないですか。
音からも歌詞からも溢れ出る「はみ出し者」なフィーリングと、それゆえの儚い美しさ。ボクはスピッツの1stアルバムを思い出しました。
2022年1月
OASIS
オアシスって結局あんまりかっこよくないところが最高だったと思うんです。同世代のレディオヘッドやブラーなんかと比べても、音楽的な偏差値は低いし、普通に頭悪いじゃないですか。上記の2バンドと比べて、コテコテの労働者階級・・・、ってゆうかただのヤンキーですからね。
「Whatever」のPVで、こっち睨みながらポケットに手を突っ込んでるリアムを見て下さい。こいつらは本当だったらマンチェスターの他のヤンキー達と同じように、クソみたいな仕事してパブでケンカして女抱いて寝るみたいなクソ人生を送るはずだったんです。それがなんの間違いかたまたま世界1の作曲家とボーカルの兄弟がいたせいで、たまたま世界1のバンドになってた連中なわけです。
だから結局は勢いで作った1stと2ndを超えれなかったし、その後の音楽的な劣化も激しかったし後半は頑張ってましたが)。そして最終的にはケンカしまくって解散しちゃうわけですよ。とほほ。
でもそんなただのヤンキーだからこそ、イギリス中の誰もがオアシスを愛したし、ボクもいまだに彼らを愛しています。
オアシスが出てきた頃って、パンクもグランジも終わってギターバンドが行き先を失くした時代だったんですよね。そんなときに、ジャーンとギター鳴らして「最高な曲を作って歌えばいいんだよ」と言ったのがオアシスでした。
「オレたちはビートルズが好きだからビートルズやるよ」と言ったのがオアシスでした。
「小難しい打ち込みとかやってないで、ギターを爆音で鳴らせばいいんだよ」と言ったのがオアシスでした。
「なりたいようになってやるぜ(Whatever)」と言って結局、自分たち以外の何物にもなれなかったのがオアシスでした。
カートコバーンが死んで、ベックが「I'm Loser」とぼやいて、レディオヘッドが「I'm creep」と泣いていた時代に、「オレ達は自由だ」とまくし立てていたドン・キホーテがオアシスでした。
みんな「んなワケないじゃん笑」とツッコミつつも、涙が止まらなかったのです。
2019年10月
シャムキャッツ
日本1のバンドはくるりかシャムキャッツでいーんじゃないでしょうか。
2018年8月